今日は、
大学生に向けてのお話。
特に、
就活を控えている方へのお話。
ここ数年、
パーパスって言葉が流行っています。
とある有名なコンサル企業には、
2019年から2021年の数年間で、
パーパス策定の依頼が
5倍になったそうで。
今はそこまで騒いでいないようですが、
会社説明会といった場では
自社のパーパスを強調する
企業が増えているようです。
「パーパスって何ですか?」
そういう声が聞こえてきそうですね。
要するに、
『企業の社会的使命』
とか
『社会における企業の存在意義』
といった感じのことです。
“へぇ~、そうなんですね”
そういう反応もありそうですが、
そういう反応でいいかもしれません。
だって、私も実は、
“今さらパーパスって言われても”
そんな感じがするからです。
というのも、
“そんなの当たり前でしょ”
そんな気持ちがあるからです。
私は以前、
経営コンサルの会社で
働いていました。
中小企業向けの
経営のお手伝いを
していました。
その経営コンサルの会社では、
こんなことを教わりました。
それが、企業の使命。
『企業の使命とは、
・収益性の追求
・社会性の追求
・教育性の追求
である』
そう教わりました。
簡単に言うと、
・企業は儲けることが大事
・企業は社会の役に立つことが大事
・企業は社員を社会に貢献できる人に育てることが大事
というもの。
僕がそのコンサル会社に
入社したのは
30年近く前。
そのコンサル会社では
50年近く前から
伝えていました。
そうです。
『企業は社会の役に立たなければならない』
何十年も前から言ってたんですよね。
だから、
最近になってパーパスを言うのは、
以前は”社会“という意識がなかったんですか?
と言いたくなってしまうんですね。
(ちょっと意地悪な感じですが)
パーパスだけじゃありません。
ESGとかSDGsとかもそう。
以前から大事にしてきた会社は、
今さら横文字や流行り言葉は使いません。
というか、敢えていうまでもないでしょ?
そんな会社もあります。
(もちろん無頓着の会社もありますが)
横文字や流行り言葉を多用する会社に、
敢えて聞いてみるのもいいかもしれません。
「それって要するにどういうことですか?」
学生に解り易くかみ砕いてくれる会社もあれば、
イヤな顔をする会社もあるかと思います。
就活は、会社や社会に迎合することではなく、
冷静に、客観的に見極める機会でもあります。
せっかくの機会、
上手に活用してみることをおススメします。