お願い上手がチームをつくる

今日は、みんなに向けてのお話。
部活、サークル、会社。
自分の居場所に自信がない人に、
読んでもらいたいお話です。

僕の講座に出ている学生から、
講座に関係のない質問や相談をされることが
多々あります。

それはそれで大歓迎。
喜んで聞くことにしています。

「部活でキャプテンを任されたんですが、
実力もないのにできるか不安で……」

「サークルに入っているんですが、
なかなか自分が役に立ててる実感がなくて……」

実力や能力に不安があるため、
気持ちも後ろ向きになってしまうことって、
意外と多いと思います。
経験のないことや始めて間もない頃は、特に。

講座だけでなくシューカツ支援でも、
僕はこんな話をするようにしています。
それが、『釣りと漁の話』です。

釣りは1人でするものです。
釣り竿を用意して、
仕掛けを用意して、
餌を用意して。

釣った魚は自分のもの。

自分で捌いて食べるなり、
友人知人にあげるなり、
自由にして構わないですね。

ただ、1人で釣れる数には限界があります。
一人だと、釣れる量は限られてしまいます。

その分、漁は違いますね。

海でも川でも、
網を投じてたくさんの魚を獲ることができます。

たくさん獲れれば、
みんなで分けることができます。

ただ、漁は一人ではできません。
たくさんの人が関わらないと、
漁はできません。

たくさんの人が関わるから、
漁ができるんですね。

たくさんの人が必要なのは、
たくさんの役割がるからです。

網を投じる人、
網を引き揚げる人。
引き揚げた魚を運び出す人。

力がある人は
その役割を担うことができますね。

そもそも、
網がなければ漁をすることができません。
細い糸をつないで、結んで、網にする。
手先が器用な人は
その役割を担うことができますね。

それ以外にも、
船で漁をするのであれば、
船を操縦する役割が必要です。

船を調達する役割も必要になるかも。

獲れた魚をみんなで分けるだけでなく、
欲しい人に売ることもあるでしょう。

値段をつける役割の人も必要ですし、
販売する役割の人も。

欲しい人に届ける必要があれば、
クルマで運ぶ役割の人も必要でしょう。

みんながみんな、
同じ役割を担う必要はありません。

苦手な役割を担う必要もないでしょう。
得意なことで役割を担ってもらえれば、
漁はうまくいきますね。

ある役割に関して、
自分が苦手であれば、
得意な人を探せばいいんです。

得意な人が見つかれば、
その人に役割を担ってくれるよう
お願いすればいいんです。

目的が何か、
目的を果たすために必要な役割は何か、
まずは考えてみる。

今いる仲間で必要な役割が担えるか、
次に考えてみる。

今いる仲間ですべての役割を担えなければ、
補える人を探してみる。

役割を担える人を見つけたら、
お願いしてみる。

部活もサークルも会社も、
ひとつの組織です。

組織は、
その組織の目的があります。

その目的を果たすために
必要な役割があります。

誰に、どの役割を担ってもらうか、
まずは考えてみる。

自分だけで考えるのが難しければ、
みんなで考えてみる。

そんな感じで、
組織って前に進んでいくものだと思います。

自分一人で抱えるのではなくて、
自分が苦手な役割を担うのではなくて、
できるひとを探し、見つけ、お願いする。

そう考えれば、気持ちがラクになるのでは?

講座だけでなくシューカツ支援でも、
僕はこんな話をするようにしています。

いろいろな考え方があるとは思いますが、
“こういう考え方もあるかも”、
と思ってもらえたら嬉しいです。

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