Give & TakeよりGive & Give

今日は、
みんなに向けてのお話。

特に
社会に出る前の
みんなに向けてのお話です。

「教えくれない」

「聞いてくれない」

「構ってくれない」

僕が大学で学生たちと接していると、
こんな言葉を耳にすることがあります。

「あの人には教えているのに、
私には教えてくれない」

(いや、あの人は
“教えてください”って言ってくれたから、
答えただけなんですけど……)

「あの人の話は聞いたのに、
私の話は聞いてくれない」

(いや、あの人は
“聞いてください”って言ってくれたから、
聞いただけなんですけど……)

「あの人には構ってて、
私には構ってくれない」

(いや、あの人は
“話題を振ってくれた”から、
それに応じただけなんですけど……)

詳しく話を聞いてみると、
だいたいこんな感じのこと。

“(私からは言わないけど)
教えてくれるのが普通”

“(私からは言わないけど)
聞いてくれるのが普通”

“(私からか言わないけど)
構ってくれるのが普通”

そんな感じのようです。

“そんなこと言われても、ねぇ……”

そう思ったりもします。

“Give & Take”という言葉があります。

“何かを与えたら何かをもらう”
“何かをもらったら何かを与える”

そんな意味だと思います。

これは何も、
“モノ”だけのことじゃなくて、
言葉や気持ちでも同じだと思います。

言葉のキャッチボール。
気持ちのキャッチボール。

相手がボールを放ってきたら
受け止める。

そして相手にもボールを
放ってあげる。

それは言葉でも、気持ちでも。

自分がボールを放ってないのに
相手からボールが来ないことにモヤモヤする。

でも、これだと
キャッチボールが成立しないような。

Give & Take じゃなくて、
Take & Take になっちゃうような。

してもらうことだけを求めてしまうと、
そんな感じになっちゃうと思います。

基本は、Give & Take なんじゃないかな、
と思います。

もっと言えば、

Give & Give もいいんじゃないかな、
と思います。

「いつもよくしてくれる」

「いつも言葉をかけてくれる」

「いつも気にしてくれる」

自分が良くしてもらおうとは
思ってないけど、
相手には
よくしてあげようという
気持ちが感じられる。

自分は言葉をかけてもらいたいとは
思ってないけど、
相手には
言葉をかけてあげようという
気持ちが感じられる。

自分は気にかけてもらいたいと
思ってないけど、
相手には
気にかけてあげようという
気持ちが感じられる。

そんな人、少なからずいます。
そんな人、良いと思います。

学生時代は、
与えてもらうことの方が
多いかもしれません。

勉強でも、普段の生活でも。
先生から、親御さんから。

でも、社会に出て生きていく。
でも、会社で仕事をしていく。

この場合、
基本はGiveであることが多いです。

いや、Giveをすることで
相手に喜ばれることが多いです。

Takeを求めるより、
Giveを与える方が
いい人間関係を築ける場合が多いです。

Takeを求めるより、
Giveを与える方が
組織をまとめることができる場合が多いです。

あなたは今、Take & Takeですか?

それとも、Gine & Takeですか?

できれば、
Give & Giveがいいかもしれません。

あなたのGiveで、
救われる人、
喜んでくれる人、
きっといるはずです。

あなたはTakeを求めてなくとも、
巡り巡ってあなたに
Giveする人が出てくるはずです。

“そうなのかな?”と
思う人もいると思います。

“そうなのかもな”と
思う人がいてくれればうれしいと思います。

きっと自分が、いや周りが変わっていくと思います。

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