今日は、
みんなに向けてのお話。
10代の人にも、
20代の人にも。
情報に対する向き合い方、
についてお伝えしたいと思います。
新聞には、
いろいろな記事が載っています。
テレビでも、
いろいろなニュースを伝えています。
新聞やテレビを見なかったとしても、
スマホを見れば、
いろいろな情報が流れてきますね。
政治や経済、
スポーツやエンタメ。
政治や経済のニュースを見ることは
少ないかもしれないですね。
新聞やテレビでなくとも構いませんが、
意識的に見るようにすると良いかもしれません。
講座でも、
「昨日、ニュースでこんな話をやってましたね」と
話を振ることがありますが、
知ってる人、
知らない人と分かれます。
ニュースを見る機会が少なくとも、
SNSなどからいろいろな情報を得ているとは思います。
僕はあまりSNSを見ないので、
学生から教えてもらうことも多いのですが。
「先生、この前、SNSでこんな話がバズってましたよ」
いろいろ教えてもらえると、
僕も勉強になります。
「その話って、ネタ元はどこ(何)なの?」
「さぁ、ちょっとわからないです」
「そっか、ありがと。
ちなみにその話を流してる人って、
何目的なんだろうね?
広告収入かな……」
「さぁ、よくわらないです……」
僕はいろいろ知りたがりなので、
ついつい質問しちゃうのですが、
たいがいはこんな会話になることが多いものです。
「先生、この前、ネットでこんな話を目にしたんです」
いろいろ教えてもらえると、
僕も勉強になります。
「ホント?
それってそうなの?
事実なの?」
「さぁ、ちょっとわからないです。
ホントなんじゃないんですか?」
「そっか、そうかもね。
でもホントにそうなのか、
知りたいなぁ」
僕はついつい
そんなことを思ってしまいます。
講座をやるようになって、
学生と触れ合うようになって、
ちょっと気になることがあります。
「その情報、そのまま信じていいの?」
「でもネットにそう書いてありましたよ」
デジタルツールのリテラシーが
僕よりもずっと高い学生たちですが、
情報に対するリテラシーって高いんだろうか。
ちょっと気になっています。
例えば、政治や経済、
そしてビジネスの世界。
これまでいろいろなルールができてきました。
今ではいろいろなルールや決まり事があります。
何十年も変わらないルールや決まり事もあれば、
変更されてきたルールや決まり事もあります。
素直な学生ほど、
「それってみんなのためにあるんでしょ?」という
受け止め方をしますが、
どうも“みんなのため”じゃないものも
あったりするようです。
ともすると、
“今だけ良ければいい”
“自分だけ良ければいい”
“お金さえ儲かればいい”
という考えが入り混じっているような
ルールや決まり事も、ないとは限りません。
「それじゃぁ、どうやって見抜けばいいんですか?」
講座で聞かれることも少なくありません。
そんな時に僕が伝えているのは、
「WhoとWhyで考えればいいんじゃないかな」
ということ。
見抜けるかどうかは置いといて、まずは、
「それって誰が決めたの?」
「なぜそう決めたの?」
と考えること。
そして調べてみること。
「それが大事だと思うよ」と
伝えています。
Whoは、
WhatやWhenに置き換えてもいいですね。
「なんでそうなってるの?」
「なぜそうしたの(決めたの)?」
「いつからそうなってるの?」
「なぜそうしたの(決めたの)?」
そんな感じで意識づけをしていると、
だんだん見えてくるものがあるように思います。
社会を理解するって、
学校の勉強だけでなく、
普段からこういう意識づけをすることで、
見えてくるものがあるように思います。