今日は、
大学生や新社会人の方に向けての
お話です。
特に、
大学2~3年生。
大学生の間に、
経験しておいた方がいいこと。
そんなお話です。
大学に入り、
成人式を迎えれば、
お酒を飲む機会も
あるかと思います。
サークルの仲間や、
バイトの仲間と一緒に
居酒屋に行く機会も
あるかと思います。
もちろん、
社会人になれば
先輩や仲間と飲みに行く機会は
普通にあります。
同年代だけではなく、
歳の離れた上司や取引先と
ご一緒する機会も
普通にあります。
お酒を飲めることが
良いのではなく、
お酒をたくさん飲めることが
偉いのではなく、
その場を楽しめることが
大事だと思います。
さて、今日の本題。
大学時代に
ぜひやっておいて欲しいこと。
それが、『幹事』です。
飲み会でも、
懇親会でも、
同窓会でも。
幹事。
大勢の人が
一堂に会する機会を、
取り仕切る役割ですね。
取り仕切るというと
ちょっと仰々しいですね。
飲み会であれば、
日時を決めて、
お店を決めて、
声をかけて。
参加人数が決まれば、
お店に連絡して。
当日はちょっとだけ早めに
お店に行って。
お店に参加者がやってきたら、
会費を集めて。
会が始まれば、
ちょっとだけ全体に気を遣って。
会が終われば、
お店にお金を払って。
こんな感じでしょうか。
一連の流れは。
なぜ大学時代に
『幹事』を経験しておいたほうが
良いかというと、
社会に出てから
その役割が回ってくることが
多いからです。
特に
会社に入社して数年の間は、
若手と呼ばれるみなさんに
回ってくることが多いからです。
“大学時代に経験する必要、ある?”
そういう意見もあるかと思います。
もちろん、無理強いはしません。
ただ、わかるんです。
“あ、この人、幹事経験あるな”って。
幹事経験のある人って、
感じがいいんです。
(ダジャレじゃないですよ)
仮に、
飲み会に参加する側だったとして。
幹事経験がある人は、
会費をちょうどピッタリの金額(お札)を
出してくれます。
幹事経験がある人は、
時間に遅れません。
幹事経験がある人は、
空いたグラスを下げてくれます。
幹事経験がある人は、
幹事の人に「何か手伝うことありますか?」を
言ってくれます。
“なんだそんなこと?”と
思うかもしれません。
でも、意外と人って
そういうところを見ています。
僕の経験を踏まえて言えば、
会費を払うのに、
1万円札を出してくる人がいます。
千円札が足りないと、
おつりを渡すのを
待ってもらわないといけません。
時間に平気で遅れてくる人がいます。
コースで頼んでいれば、
その人の分だけ余って)しまいます。
テーブルに空いたグラスがあるのに
下げない人がいます。
テーブルにお皿やグラスが
どんどん溜まってしまいます。
こういう会では、
幹事が会を楽しめないのはもちろん、
幹事のモヤモヤが溜まってしまいます。
“幹事ってめんどくさそう”と
思うかもしれません。
でも、
幹事をやってみなければ、
気づくことができません。
逆に言えば、
幹事を経験した人は、
幹事の苦労がよくわかります。
会の幹事の人に、優しくなれます。
これって、
“相手の立場に立つ”ってことでもあります。
僕は長年、企業の人事を担当してきました。
多くの人との面接を経験してきました。
面接では、
「私は、相手の立場に立つことができます」と
アピールする人がいます。
(実は、結構多いです)
そんな人に限って、
飲み会の会費徴収で、
1万円札を出してきたりします。
(“あれ?”と思うことが多かったりします)
一時期、雑談めいた感じで、
「飲み会の幹事ってやったことあります?」と
聞いていました。
その方が早かったからです。
(もちろん幹事経験だけで合否は決めません)
最後にもう一度いいます。
大学時代に
ぜひやっておいて欲しいこと。
それが、『幹事』です。
飲み会でも、
懇親会でも、
同窓会でも。
知識やスキルも大事ですが、
こういう経験はもっと大事です。